2018-06

微弱陣痛…

お産の時に赤ちゃんを子宮から押し出してくる子宮が収縮する力を、“陣痛”と言います。
始めは弱くて短い陣痛が、次第に強くて長い時間続くようになっていくのが普通です。
実際に産まれる時には、一分ぐらい持続する陣痛が、二分毎に来るようになります。

陣痛の持続時間が長くならない、陣痛の間隔が短くならない…
このために分娩が進まない、このような場合を、“微弱陣痛”と言います。

近年、微弱陣痛のお産の方が多くなったような気がします。
微弱陣痛は原因不明が一番多いと思いますが、比較的多いのは、肥満のケースです。
妊娠前から肥満の場合、妊娠してからの体重増加が著しく多い場合は微弱陣痛の場合が多く見られます。

微弱陣痛の場合、体位変換したり、歩行したりして陣痛が強くなれば良いのですが、
あまりにも時間が長くかかる場合には、陣痛促進剤を使用することもあります。
陣痛促進剤はネットの世界では、その副作用ばかりが強調されて非常に怖い薬のように思われているようですが、
使用する適応に判断と適切な使用方法を守れば、非常に優秀な薬剤です。
しかしながら、使用せずに済むに越したことはありません。
日常生活の中で出来る微弱陣痛対策は、肥満の解消、妊娠中の体重管理が大切です。


今日は深夜に、陣痛開始で入院された予定日超過の経産婦さんのお産がありました。
前回は微弱陣痛で、体位変換や歩いたりして頑張って産みましたが、
今回も予定日超過して陣痛開始となるも微弱陣痛…。
幸いにも子宮口は比較的早く開いたので、前回に比べれ最後は非常に速いお産でした。


お産が終わって、気温は低めでしたが良いお天気なので久しぶりに公園までお散歩…
20180218.jpg
気持ちの良い一日でした…

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