2017-04

農産物直売所…

宮前区には農産物直売所が結構たくさんあります。
美味しい野菜や甘い果物、新鮮な玉子など、美味しくて安全な採れたてが手に入ります。

クリニックの食事にも時々このお野菜などを利用させて頂いています。

と言うわけで今日の昼食は、“筍ごはんと鯛のあっさり煮”です。
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筍ごはん…
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鯛のあっさり煮…
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ふきと油揚げのお浸し…
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安納芋と豚肉の昆布煮…
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ふきの葉の当座煮…
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鯛の潮汁…
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イチゴとブルーベリー…
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『宮前区土橋のたけのこ』は最近では少なくなりましたが、
特別な育て方のために、非常に柔らかくて美味しい名産品だったそうです。

今日のたけのこは近所の小川農園さん…美味しかったです。
『和食』の良さが沁みる昼食でした。

臨月になったら…

臨月になったら、たくさん歩くのが良い…。

予定日が近づいてくると、いろいろと不安な事もあるようです。
初めてのお産、陣痛に対する不安…。

とにかく、お産をしなくては終わりにならないのですから、
考えるよりは、出来る事から始めましょう。

自然分娩でも、無痛分娩でも、帝王切開でも…
お産、子育ては健康で体力があるのが一番です。

自分の体力と相談しながら、たくさん歩くのが一番かと思います。
歩くことで体力もつくし、これだけ歩いているのだからと自信にもなります。


先日お産をされた初産婦さん…“毎日一万歩歩いてます“と言ってました。
とってもスムーズはお産で、“パパそっくり”の元気なお子さんが生まれました。
実は、最後の頃は“毎日2万歩”歩いていたそうです!
たくさん歩いたから、安産になるのではないのですが、
お産に対する気持ちが前向きになるのが一番ではないのでしょうか。


今日はとても暖かくで穏やかな一日でした。
お約束の公園で…
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公園も緑が増えてきて、すっかり春模様です。

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たくさん歩いて大満足…10,019歩・6.5kmでした。
2万歩…何キロになるんだろう…。

マタ旅…

妊娠中の旅行の事を、“マタ旅”と言うらしいですが…

医療費600万、言葉通じない 台湾人客、早産で窮地
2017年4月19日 09:49 琉球新報

 妊娠7カ月の台湾人観光客の女性(20)が沖縄旅行中の3月30日に、
出産が早まり、急きょ南部医療センター・こども医療センター(南風原町)で884グラムの子を出産した。
同病院や受け入れ先では中国語での対応ができず、母親とのコミュニケーションが困難で、
現在、県内の台湾出身者らがボランティアで通訳している。
県内の一部医療機関では多言語への対応や外国人患者に向けての医療サービス環境の構築を進めているが、
まだ十分でないのが現状だ。

 夫(23)と3月29日に来沖した女性は、30日午前4時ごろに破水。
那覇市の沖縄協同病院に緊急搬送された。赤ちゃんの体重が1500グラム以下と推定されたため、
南部で唯一未熟児の特別医療措置が受けられる南部医療センターに再搬送された。
女性と家族は現在、離島や北部地域から病児や家族を受け入れる「がじゅまるの家」に宿泊している。

 女性の夫は「赤ちゃんの健康状況や医療費用の支払いなどに非常に悩んでいるが、
これまで助けてくれた医者らに感謝したい」とも述べた。

 がじゅまるの家で活動するNPO法人こども医療支援わらびの会の儀間小夜子理事は
「緊急医療などを受けた外国人患者の心のケア態勢がまだできていない」と指摘した。

 赤ちゃんは南部医療センターで特別医療措置を受けており、
医療費用は最低でも約600万円かかるという。
しかし、出産は海外旅行保険の補償対象外のため、夫婦は医療負担に追われている。

 県内在住の台湾出身者でつくる「琉球華僑総会」は夫婦に約100万円を寄付する予定で、
張本光輝会長は「無事に帰国できるよう支援がほしい」と寄付を呼び掛けた。
問い合わせは同会(電話)098(862)9153。(呉俐君)


このような報道は、何故か首都圏ではニューズになりません。
また、予期せぬ窮地の外国人に対するサポート態勢の不備などを問題にしていますが、
本当に大事な問題点は、別にあるように思います。

まず“マタ旅”についてです、以前にマタ旅を勧めている会社の方とお話しする機会がありました。

『産科医療の現状を考えると、あまり医療機関が無いような田舎の温泉や、
産科施設の立地に著しい偏りのある沖縄(特に離島)、北海道への旅行はあまりお勧めできない。
また、海外旅行の場合には産科関連の病気、早産などは保険の免責事項になり、
全額自費診療になる。また、早産の場合には、生まれた新生児は長期入院が必要で、
数か月は帰国出来ない。このために、“生まれてからは行けなくなるので今のうちに”のような
宣伝は如何なものか』と質問してみました。

すると以下のような解答を頂きました…。
『私たちにとっては妊婦さんの旅行や温泉などは、ビジネスチャンスです。医療上の問題は、
関係ありません。もしもの場合には、先生方のお力をお願いします。』

何とも言いようの無い不快な気持ちになったことを良く覚えています。

“安定期に入ったら旅行に行きたい”…こんな質問は良くあります。
一般に“安定期”とは“流産しにくくなる時期”のように理解されているようですが、
本当は“胎盤が形成されて、胎児に対する酸素や栄養の供給が安定する”と言う意味で、
“流産しない時期”ではありません。

沖縄はもともと産科医師・新生児科医師が不足していて、
なおかつ本島ですら北部地方には地域周産期センターは一施設しかありません。
北部地域を支える唯一の周産期センターの県立北部病院産婦人科は、
昨年の6月より実際に稼働したばかりで、産婦人科常勤医師は3名、
早産児のケアに必要なNICUは3床だそうです。
非常に激務でしょう、本当に同じ産科医として過労死しないことを祈ります。
夜間や休日の新規救急患者の対応は出来ないとの事ですが、
診療体制を考えれば無理もありません。
この、“北部地域”に観光で人気の沖縄美ら海水族館があります。

沖縄の周産期センターは、南部・中部地域に偏在していますが、
もともと県民の周産期医療を支えるために存在しているはずです。
NICUの病床数には限りがあり、旅行で来た妊産婦のトラブルの対応で
苦慮しているとの学術論文があるほどの状況だそうです。

今回のケース、妊娠7か月で出生時体重は884gだそうです。
体内での発育に遅延が無ければ、妊娠26週前後でしょうか。
日本での妊娠26週の早産児を生存率はおそらく90%以上でしょうが、
未熟児網膜症などの後遺症の可能性は否定出来ません。
この新生児には、おそらく今後10週間前後の入院管理が必要でしょう。
その期間、ご両親は日本に滞在するのでしょうか?
医療費が自己負担になるだけでなく、ご両親の滞在費用などを考慮すれば、
今後も高額な金銭的負担が生じる事になります。

もしも今回のケースが、ハワイだったらどうでしょう。
アメリカには日本のような医療保険はありません。
分娩は自費であれば100万円前後、通常の帝王切開で200万円とも言われます。
おそらく今回のケースの数倍の医療費自己負担になるのではないでしょうか。

『まだ心拍が確認出来ない妊娠初期でつわりのある妊婦さん…。
友人の結婚式に上の子連れで(未就園児)ハワイに行く予定だが問題ないですね?』

『つわりもあるので体調にもよりますが、まだ胎児心拍も確認出来無い時期なので、
あまりお勧め出来ません。』

きっと無事であったと思いますが、その後連絡なしで来院されませんでした。


“マタ旅”、“マタニティ温泉プラン”いろいろありますが、
問題なく楽しく過ごせることのほうがきっと多いのでしょう。
今回のケースは、たまたま沖縄に来た外国人のお話ですが、
妊娠中にハワイに旅行される日本人の妊婦さんに置き換えて、
考えてみては如何でしょうか。

よく何かあったら“自己責任”などと言われますが、お産・周産期医療を専門とするものとしては、
“マタ旅はビジネスチャンス”の意見には大きな違和感を覚えます。

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無事に生まれくるまで、お腹の胎児を守れるのはお母さんだけ…。

妊産婦死亡率…

無痛分娩についての報道ですが…。
読み方によっては、“無痛分娩”に対する誤った理解になりそうです。

麻酔使った「無痛分娩」で13人死亡…厚労省、急変対応求める緊急提言
読売新聞(ヨミドクター) 4/17(月) 15:30配信

 出産の痛みを麻酔で和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」について、
厚生労働省研究班(主任研究者・池田智明三重大教授)は16日、
医療機関に対し、急変時に対応できる十分な体制を整えた上で
実施するよう求める緊急提言を発表した。

 研究班は、2010年1月から16年4月までに報告された298人の妊産婦死亡例を分析。
無痛分娩を行っていた死亡例が13人(4%)あり、うち1人が麻酔薬による中毒症状で死亡、
12人は大量出血や羊水が血液中に入ることで起きる羊水塞栓(そくせん)症などだったという。

 池田教授によると、国内の無痛分娩は近年、増加傾向にあり、データ上、
無痛分娩で死亡率が明らかに高まるとは言えないという。
ただし、「陣痛促進剤の使用や(赤ちゃんの頭を引っ張る)吸引分娩も増えるため、
緊急時に対応できる技術と体制を整えることが必要だ」と話している。


まず妊産婦死亡とは、妊娠中および妊娠終了後満42日未満の間に
妊娠・出産に関連する病気(産褥感染症など)が原因で死亡してしまった妊産婦のことを言い、
妊産婦死亡率とは、妊産婦10万人中の死亡数のことを言います。

日本における妊産婦死亡率は最近の10年では、3~4前後です。
つまり、妊産婦100万人あたり年間で30~40名の死亡が出るという事です。

日本の妊産婦死亡率は1960年代初めは三桁…100前後でした!
妊産婦100万人あたり年間で1000名以上の死亡が出ていたという事です。

報道による2010年1月から16年4月までに報告された298人の妊産婦死亡は、
年間に約47名の妊産婦死亡という事です。そのうちで無痛分娩での麻酔薬による
死亡は、わずかに1例…。

大量出血や羊水が血液中に入ることで起きる羊水塞栓(そくせん)症などの12例は、
別に無痛分娩でなくても起こり得るものです。
そもそも羊塞栓症は突発的に発症するもので、予防策はありません。

また、「陣痛促進剤の使用や(赤ちゃんの頭を引っ張る)吸引分娩も増えるため、
緊急時に対応できる技術と体制を整えることが必要だ」と言いますが…、
これは分娩施設であればすでにどこでも対応しています。
もともとハイリスクケースの妊産婦のお産には、おのずと総合周産期センターなどの
上級施設での分娩が行われることが多くなります。

今回の報道では、あたかも無痛分娩が危険であるような印象を与えかねません。
また、日本の妊産婦死亡率は現在では先進国の中でも非常に優秀な数値にもかかわらず、
年間でこんなにたくさんの妊産婦が死亡しているのは、医療側の技術と体制に不備がある
ような印象すら与えかねません。産科医としては非常に残念な表現・報道です。

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そもそも妊産婦死亡率が3~6と言うのは、人間社会が到達できる限界値という意見もあります。
飲酒運転や万引きはゼロに出来るかもしれませんが、
残念ながら、お産をする以上妊産婦死亡率はゼロにはなりません。
今でも“お産は命がけ”です。“無事に生まれるのが当たり前”ではありません。
“授かった命を育んで、無事に産んであげる”ためには、
医療者と妊婦さん・ご家族の理解・協力・努力が大切だと思います。

開院記念日…

4月15日はクリニックの開院記念日のため、外来診療は休診とさせて頂きました。
また、今日は東京ディズニーランドの開園記念日、ヘリコプターの日、
レオナルド・ダ・ビンチの誕生日だそうです。

今年で開院して15年になります。
助産師をはじめとして、多くの方の支えにより、
大きな事故もなく診療をしてきました。

初めてのお産の方、当院で二人目のお産の方、親子二代でのお産の方、姉妹でのお産の方…。
帝王切開のお産の方、鉗子分娩のお産の方、安産の方、難産の方…。
本当に、たくさんのお産のお手伝いをさせて頂きました。

全てのお産が、妊婦さん方の“満足のいく、良いお産”であったかはわかりませんが、
“安全な良いお産”をして頂けるように、クリニックをあげて努力して来ました。
また、各種教室などをとうして、“子育て支援”にも力を入れてきました。
派手なおもてなしは出来ませんが、清潔な施設で過ごして頂き、
健康的で美味しいお食事を召し上がって頂けるように頑張ってきました。

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…スタッフ一同、お待ちしてます。

小さな産科診療所のため、どんな症例にも対応出来るわけではありませんが、
今後とも微力ではありますが、地域の産婦人科として努力していきたいと思います。


今日は本当に暖かい一日でした。
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…一緒に頑張りましょう。

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プロフィール

Leopardenfrosch

Author:Leopardenfrosch
赤ちゃんには、未来・夢があります。

お母さんたちが“良いお産”を経験
することで、一人でも虐待される
子どもをなくしたい…

赤ちゃんの未来・夢を応援したい…

ひとりの産科医として、心から願っています。


   いのうえクリニック
   川崎市宮前区宮崎5-14-2
   ℡044-870-4152

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